桜が満開ですね!今年はお花見等の外出が難しく、店のラジオから流れる桜の歌を聞きながら、1人妄想花見をしている店主です、こんにちは。
さて、気付けば早くも3月末。
3月の月替わりカレー「サバタツタと、めっちゃサバ出汁、サバキーマ」、大変ご好評を頂きありがとうございました!「定番メニューにして欲しい!」というお声もたくさん頂き、嬉しい限りです!(T^T)
名残惜しいですが、今日は4月のカレーのご紹介をば!
今回のテーマ【お出汁でサラリ×ガッツリ】
2月が海老、3月が鯖、と2ヶ月続けて海の愉快な仲間たちが続き、そろそろお肉が恋しくなりました。
なので、4月はお肉を使ってガッツリいきたい!
…んだけど、3月にお出汁を使ったカレーを作って、お出汁の可能性と魅力にすっかり取り憑かれた僕。お出汁のカレーももっと探求したい。
悩みました。そして結論は、
どっちも入れる。
こうして、4月のテーマは“お出汁でサラリ×ガッツリ”に決定。
出来上がったのがコチラ!
出汁シリーズ第2弾!鰹のお出汁と、カツオイル
4月のお出汁は「鰹」をメインに、利尻昆布・宗田カツオ節・追いカツオの3段仕立て。
まず、60℃のお湯でじっくり60分、昆布の旨味成分・グルタミン酸を抽出。次に、温度を85℃まで上げて鰹を投入、鰹の旨味成分イノシン酸を抽出。最後に70℃まで下げてから更に鰹を追加して香りを豊かにします。
最後の鰹は“追いがつお”ってやつやな!?CMで見た事ある!
お出汁の抽出は、温度や時間がとても大切。今回のカレーで最も時間と神経を使う作業なんやで。
お出汁とは別で、カツオのうま味をたっぷり抽出した自家製オイル=通称「カツオイル」も作りました。カツオイルは、油で鰹節を煮出していきます。2時間かけてゆっくーり少しずーつ温度を上げながら風味・旨味を抽出し一晩ぐっすり寝かせると、鰹のオイシイところが凝縮されたカツオイルに仕上がります。
こうして完成したお出汁とカツオイルを合わせると、なんとも幸せな気持ちになります。
姉さん!この香り、マジ飛ぶよ!
※アブナイ薬は入っておりませんのでご安心ください。
自家製鶏白湯
お出汁とオイルだけでもゴクゴクいけるくらいの旨味の宝庫なのですが、今回のもう1つのテーマは「ガッツリ」。奥行のあるパンチ力を出す為に、お出汁とオイルに自家製鶏白湯を合わせました。
骨がほろほろと崩れるまで時間をかけて強火で炊いたこの鶏白湯は、過去の月替わりカレー「スパイス★トリトリオ」などでも登場しているアレです。今や、らんらんルーになくてはならない存在です。
ポークキーマ完成
鰹出汁×カツオイル×鶏白湯に、粗挽きの豚ミンチを合わせ、出汁ポークキーマが完成!
それぞれが主張しすぎたりケンカしない、仲良く相乗作用する割合で合わせた出汁ポークキーマは、淡麗なのに絶妙なパンチ力!
ふうわり淡麗に香るお出汁に濃厚なコクやとォッ!?
な、なんちゅーパンチ力や!!
いや、俺のパンチはここからが本番だぜ
自家製ミルフィーユカツ
メイントッピングには、豚のミルフィーユカツ。
くるくるっとロール状にする事で旨味を閉じ込めました。「中は柔らか外サックリ」にする為、ひとつひとつをキツすぎず緩すぎないよう巻き巻き。中に忍ばせたチーズと塩昆布が食欲をそそまくります。
これは・・・旨い・・・
おっと!!驚くのはまだ早いぜ?おっちゃんッ!
かつお梅干しと、大葉
出汁ポークキーマとミルカツを最大限に引き立てるのが、かつお梅干しと大葉。
実はコレ、今回の一番のおすすめポイントと言っても過言ではありません。
梅干しと大葉がカツに合うのは、なんとなく想像つきますよね。ポイントは、キーマに、梅干し&大葉です!
ぜひ!
キーマと!
梅干し!
一緒に!
食べてください!
大事な事なのでもう1度言います。
ぜひ!キーマと!梅干しを!一緒に!食べてください!
姉さん!このカレー食べてみて!飛ぶよ!
※アブナイ薬は入っておりません。
どうにかこうにかカレーの魅力を伝えたくて、僕が愛してやまないキャラクター達にも登場してもらいました。が、深夜のテンションでブログを書くものじゃないですね。
気持ちは…気持ちだけは伝わりますように…!
それでは、4月もお待ちしております!
4月1日(木)~4月30日(金) ※GWの仕入れ状況により、終了日が前後する場合があります。決まりましたらTwitter等でお知らせ致します。
1日10食限定/950円(税込)