３月限定「カレー天津飯」

最近、みーながバイクの中型免許を取りに教習所に通い始めました。
ちょっとね、通う前からいろいろありすぎてw
どうなる事かとヒヤヒヤしながら生温かく見守る事にした店主です、こんにちは。

バイクの話はまた別記事でお話するとして・・・
今日は３月限定カレーのお知らせです！タイトルはこちら！

みーな

カレーなのかい？中華なのかい？どっちなんだいっ！？

みーな

とりあえず、卵大好きなアタイはビジュアルだけでテンション爆上りやで！！

中華料理店で、ドライカレーに卵と中華あんをかけた「カレー天津飯」をご提供しているお店もありますね！アレも美味しいんですが(*´﹃`*))、それともまた違う「らんらんルー的カレー天津飯」です！

中華あんかけ

まずは、今回のキモでもある中華あんかけ。２段階仕立て製法で旨味を凝縮しました。

１段階目は、ベースとなる「毛湯（マオタン）※鶏ガラスープ」。
鶏ガラと香味野菜を煮込み、丁寧にアクを取りながらじっくり鶏の旨味を抽出。
透明度は少し低く雑味や油脂も混ざりますが、それ故に旨味がたっぷり染み出てパンチが強めです。

２段階目は、上記の毛湯に鶏ミンチを加え、極弱火でじーっくり時間をかけて「清湯（チンタン）※濁りのない澄んだスープ」を作っていきます。
毛湯に更に旨味を足し、かつ、雑味の少ないスープへと変化させる工程です。↑鶏ミンチは旨味を放出しながら毛湯のにごりを吸着してくれるので、透き通ったクリアなスープになっていきます。
仕上げに鶏の油脂を丁寧に取り除きます。

↑完成後、冷えた状態。ゼリー状でぷるんぷるん…！ゼラチン質もたっぷりです。

今回のスープには、イタリアンなど洋食の知識も応用しています。なので、中華料理屋さんのスープとはまた少し違う、どこか洋食感も感じるスープに仕上げています。

余談ですが…
フレンチの定番コンソメスープも、
「①ベースとなるフォン・ド・ヴォライユ（鶏のベース出汁）を作ったあと、②鶏ミンチを加えてゆっくりゆっくり煮出してコンソメ・ド・ヴォライユ（チキンコンソメ）になる」
という２段階仕立てなんです。

店主

清湯の作り方と似ているのが面白いですね！

たまご

スープとカレーを主役にしたかったので、主張の強すぎない親和性の高い卵を使用。
らんらんルーの人気メニュー「オムカレー」は包み込み型オムレツですが、今回はとろっとろのオープンスタイルに。

チキンカラヒ

カレー部分はチキンカラヒに。
過去に何度か登場していますね！トマトの質など毎回細かい改良を繰り返し、回を増すごとにご好評を頂いております(*´∇`*)
特に12月のクリスマスメニューでご提供したものが大人気で！今回に繋がっています！

らんらんルーのカラヒは、鶏肉やトマトなど素材の美味しさをお楽しみ頂けるよう、敢えて、スパイスは最低限の量に抑えています。

店主

食材の美味しさ、繊細な味わいをお楽しみ頂けたらと思います！

みーな

最低限のスパイスとはいえ、卵やスープがスパイスの香りを引き立て、しっかりカレーとしての存在感がありますよ♪

副菜

筍とキクラゲのオイスター炒め
中華感が増します！

白髪ネギ
辛味と香りがアクセントに。

 香菜
「シャンツァイ」と読みます。パクチーの事ですね。中華料理にもよく使われます。
※パクチー抜きできます

岩下の新生姜
天津飯や炒飯に紅ショウガが添えてある事ありますよね！
カレー天津飯も、食べ進めていくとあのポジションの副菜が欲しくなります。

ビーツ
「飲む輸血」と呼ばれるほど栄養価が高いのですが、土臭さが苦手だったんです。
しかしアラ不思議、カラヒと合わせると臭みがなくなります♪
アレが良いんだよ～という方ごめんなさい、今回は臭いがありません(>人<;)

店主

カラヒに使っているシナモンとの相性がとても良いんです♪ほんのり自然由来の甘味を感じますよ！

1本の糸を作るイメージ

毎月メニューを考える時、料理の中にストーリーができるように構想しています。
今回は特に「超極細の繊維を束ねて1本の糸を作る」そんなイメージを強く持っていました。
繊細な味わい、香り。沢山のこだわりひとつひとつが、最後には1本の糸になっていく様をご体感頂けましたら幸いです！

2人

３月もご来店、ご注文お待ちしております！